『新しき世界』『哭声/コクソン』に続く
世界が熱狂した傑作ノワール!!

6月2日(土)より、シネマート新宿・心斎橋他全国順次ロードショー

INTRODUCTION

『新しき世界』『哭声/コクソン』に続く、世界が熱狂した傑作ノワール。 韓国映画界を牽引する女優キム・ヘスが挑む、ノワールの真髄。

主演は、韓国を代表する女優キム・ヘス。2013年には、歴代の興行成績ランキングでトップ女優に輝いた。キム・ヘスが本作の出演を決めた理由は、男性が中心となっている韓国映画の代表的ジャンルであるノワール作品において、女性が主役となりえる可能性を追求するためだという。その言葉通り、本作では壮絶なアクションシーンを見事に体現した。そして、昨年の韓国映画界では、キム・オクビン主演『悪女/AKUJO』と本作が公開され、その可能性は十二分に証明されたといえる。また、本作はシッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭のフォーカス・アジア部門で最優秀作品賞を受賞。同賞は、これまで『新しき世界』『ベテラン』『哭声/コクソン』等が受賞しており、名だたる韓国映画に続く、世界に認められたノワールの傑作が誕生した。

STORY

愛を捨て、組織のナンバー2に登り詰めた女。 愛に飢え、容赦なく殺戮を繰り返す男。 やがて、歪んだ愛憎は狂気の連鎖を生み 関わる者すべてを鮮血の渦へと飲み込んでいく。 欲しかったのは、愛だった。
そして、愛ゆえの殺し合いが始まる―。

大企業ジェチョルグループの会長秘書ヒョンジョン。かつては娼婦だったが、犯罪組織を財界の有力企業に育て上げ、ジェチョル会長に次ぐナンバー2として君臨していた。一方、その裏でフィクサーとして暗躍するサンフンは、組織の闇の仕事を一手に引き受けていた。それも全て、密かに恋心を抱くヒョンジョンのためだった。しかし、さらなる事業拡大を目論むジェチョル会長は、クリーンな仕事をするようになり、サンフンは自らの価値に疑問を持ち始める。そんな中、ヒョンジョンに恨みを持つチェ検事から、ヒョンジョンの“愛する者”の存在を教えられ、サンフンは絶望と嫉妬に震える。そして、復讐心に駆られたサンフンと、“愛する者”を狙われたヒョンジョンは、組織の権力争いと共に壮絶な死闘へとなだれ込んでいく―。

CAST

01 キム・ヘス (ナ・ヒョンジョン役)

「これを最後の仕事にする―。」

引退を賭けた最後の闘いに挑む 犯罪組織のナンバー2

ヒョンジョンは、ある犯罪組織を実業界のトップ企業に導き、この企業のナンバー2に君臨。普通の暮らしを送ることを願い、引退を賭けて最後の仕事に挑もうとする。だが、チェ検事が企てた陰謀に巻き込まれ、危機に瀕する。チェ検事は、ヒョンジョンがかつて窮地に追いやった男だった。宿命の闘いが、今始まる。

限りない才能を秘め、韓国映画界で異彩を放つ女優

『グッバイ・シングル』、『コインロッカーの女』、『観相師ーかんそうしー』、『10人の泥棒たち』、『タチャ イカサマ師』などの映画、「シグナル」、「オフィスの女王」などのTVドラマに出演してキャリアを確立し、韓国エンターテインメント業界で最も引く手あまたの女優となる。本格的アクションに初挑戦となる本作では、髪をプラチナブロンドのショートにし、厳選されたスタイリッシュなファッションに身を包んで、スリリングな変貌を遂げている。「撮影中はヒョンジョンに成りきることだけに全神経を集中した」と語るキム・ヘス。韓国で今最も輝いている女優は、本作でも強烈な存在感を放つ。

フィルモグラフィー

映画: 『グッバイ・シングル』(2016)、『コインロッカーの女』(2015)、『観相師―かんそうし―』(2013)、『10人の泥棒たち』(2012)、『2階の悪党』(2010)、『モダンボーイ』(2006)、『よいではないか』(2007)、『タチャ イカサマ師』(2006)、『顔のない女』(2004)など。

テレビシリーズ: 「シグナル」(2016)、「オフィスの女王」(2013)、「楽しい我が家」(2010)、「スタイル」(2009)など。

02 イ・ソンギュン (イム・サンフン役)

「お前のいない世界など、要らない。」

ヒョンジョンのためだけに生きてきたフィクサー

サンフンは社会の底辺に生まれ、ヒョンジョンと同じ犯罪組織のフィクサーにまで成り上がる。喪失感と劣等感に満ちた人生で、ヒョンジョンだけが生きる理由であり、夢であると信じて疑わない。だが、ヒョンジョンの態度が変わっていく中、かつては食い物にしたチェ検事からある話を持ちかけられ、心が揺らぐ。

ジャンルを問わず、独特の味のある演技を見せる俳優

ロマンス、アクション、ドラマ、スリラーなどさまざまなジャンルの映画やTVに出演し、確かな演技力で観客の信頼を獲得。本作ではサンフンという頑ななキャラクターを演じる。外見はタフで冷酷だが、多くのものを失くして生きてきた複雑な役柄だ。「外見から役柄に入るのではなく、サンフンとヒョンジョンの関係と心の動きを核とし、ノワールというジャンルに合うバランスを心がけて演じた」とイ・ソンギュンは語る。熱い思いを宿しながらも劇的に変貌するサンフンは、観客の期待を決して裏切らない。

フィルモグラフィー

映画:『The King’s Case Note(英題)』(2017)、『奴が嘲笑う』(2015)、『最後まで行く』(2014)、『僕の妻のすべて』(2012)、『火車 HELPLESS』(2012)、『逮捕王』(2011)、『くだらないロマンス』(2010)、『教授とわたし、そして映画』(2010)、『坡州 パジュ』(2009)など

テレビシリーズ: 「今週妻が浮気します」(2016)、「ミス・コリア」(2013)、「ゴールデンタイム」(2012)、「パスタ ~恋が出来るまで~」(2010)、「トリプル」(2009)、「コーヒープリンス1号店」(2007)、「白い巨塔」(2007)など。

03 イ・ヒジュン (チェ・デシク役)

「ついにここまで来た。実行あるのみだ。」

野心に駆られた検事

チェ検事は、権力に取り憑かれた野心家である。検事長の娘と結婚して夢に見てきた成功を手に入れる寸前で、ヒョンジョンに足元をすくわれ、すべてを失ってしまう。だが再起への執念に燃え、ヒョンジョンへの逆襲を企てる。欲望をかなえるためなら手段を選ばない男は、サンフンを操って暴挙に出る。

善い役も悪役も演じられる個性派俳優

デビュー以来、抜群の演技力をベースに、映画やTVで個性的な役柄を演じている。本作のチェ検事役は、自身のキャリアにおいて最も非情な悪役だ。成功や望みを手にするためなら手段を選ばず、平気で悪事も働く腐敗した検事の表と裏の顔を表現するために、イ・ヒジュンはさまざまなアプローチを試みた。「チェ検事が持つ欲望は、人間誰しもが持つものだ。そこをリアルに表現したかった」と語る。その確かな演技で、またしても観客を魅了する。

フィルモグラフィー

映画: 『Worst Woman(英題)』(2016)、『SORI: Voice from the Heart(英題)』(2015)、『女教師 ~シークレット・レッスン~』(2015)、『戦場のメロディ』(2015)、『海にかかる霧』(2014)、『Dear Dolphin(英題)』(2013)、『火車 HELPLESS』(2012)など。

テレビシリーズ: 「青い海の伝説」(2016)、「ユナの街」(2014)、「オフィスの女王」(2013)、「棚ぼたのあなた」(2012)など。

STAFF

イ・アンギュ (監督/脚本)

「ノワールの世界で、ひたむきに生きる女性キャラクターを作り出したかった。」

韓国映画界で着実に実力を培ってきた、気鋭の映画監督

『箪笥<たんす>』と『甘い人生』で第二班監督を務め、キャリアをスタートさせる。その後、助監督として韓国映画界屈指の名監督キム・ジウンの『グッド・バッド・ウィアード』とイ・ジュニク監督の『雲を抜けた月のように』に携わる。本作では脚本も手がけているが、唯一無二の作品を生み出したいという強い思いから、何年もかけてようやく書き上げた労作だ。「どんなジャンルの映画も好きだけど、ノワールでは女性キャラクターが無駄遣いされていると常に感じてきた。ノワールの世界で、ひとりでひたむきに生きる女性キャラクターを作り出したかった」とイ・アンギュ監督は言う。また、本作をこう表現する。「3人の素晴らしい俳優の圧巻の演技が、この作品を支えている。観客は本作を観たあと、外に出て冷たい秋風に吹かれると、孤独なキャラクターの心情がしみじみと心に迫ってくるだろう」。本格的なデビュー作で、これほど異色のノワール作品を作り出したイ・アンギュ監督に、熱い注目が集まっている。

フィルモグラフィー

映画: 『雲を抜けた月のように』*助監督(2010、イ・ジュニク監督作)、『グッド・バッド・ウィアード』*助監督(2008、キム・ジウン監督作)、『甘い人生』*第二班監督(2005、キム・ジウン監督作)、『箪笥<たんす>』*第二班監督(2003、キム・ジウン監督作)